映画

4分間のピアニスト

4分間のピアニスト」 2006年 ドイツ クリス・クラウス監督 

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囚人だが天才ピアニストと、その才能を見抜いた女教師の話し。お互いに暗い過去を背負っていて、次第にそれが明らかになっていく。ナチス時代が織り交ぜられているのが、さらに暗い印象。とにかく暗い映画だが面白い。なぜか?それは観る者を引き込む力。どうなるんだろう?どういうこと?と考えさせられる映画は面白い。そしてラストの演奏シーンは、エネルギッシュというか暴力的。そこにこの映画の全てが込められている!

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砲艦サンパブロ

「砲艦サンパブロ」1966年 米 スティーブ・マックイーン

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1920年代のの中国が舞台。当時の中国の内政混乱と、アメリカとの関係の変化が背景。砲艦サンパヴロという船がアメリカ国家と見るべきか。加えて中国人の国民性、もちろんアメリカ人の国民性も見て取れる。そして正義とは平和とは・・・恋に友情に、人間としての権利とは?にまで及ぶ深いテーマを持った映画だと思う。マックイーンのやはり我が道を貫く役柄が、この映画でも発揮されていて、アウトローなのか、聖者なのか、どっちつかずで、観客は共感できたりできなかったり・・・と頭を使わされる。ということは見れば見るほど面白い映画であると言える。結局は無駄であった・・・最後は自身も・・・

そして中国の大河の風景が美しい。思いのほか、よき映画だった。

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許されざる者

「許されざる者」1992年米 クリント・イーストウッド監督・主演 モーガン・フリーマン、ジーン・ハックマン

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最後の西部劇。ちょっと趣が異なる西部劇。引退して日が経ち、動きはさえないし熱は出すしすぐにやられそうなガンマン達。空威勢の若造。それに比べ、勢いの良い保安官。顔を切り付けられた娼婦。妻や子供。それぞれの登場人物の気持ちが顔に現れており、それは観る者が想像して解釈しなければならない。コレが深い。正解は最後まで見ても明らかにはならない。なんか西部劇らしくすきっとしないなと思って見ていると、最後に主人公マニーが、相棒を殺された怒りで、昔のような血も涙もないガンマンとなり、独りで何人も殺してしまう迫力は圧巻。これは名作でしょ。

お薦め。

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知りすぎていた男

「知りすぎていた男」1956年アルフレッド・ヒッチコック監督、ジェームス・スチュアート、ドリス・ディ

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「シンバルのただの一撃が、いかにアメリカ人一家の運命を揺さぶったか」とう事です。ひょんな事から、暗殺計画に巻き込まれ、息子まで人質に取られてしまう一家。暗殺を阻止し、息子を取り返すまで、ひと時も目が離せないスリリングな展開。演奏会のシーンでは無声でのやり取り、演奏のクライマックスに合わせた緊迫感高まるシーンは名作。赤のカーテンから銃口が出てくる所なんか、さすがと思わせるカット。カラー映画を効果的に使っています。

ドリス・ディの唄う「ケ・セラ・セラ」は有名な曲。意味は「なるようになるさ」で、この映画の重要なテーマ。

「暗殺者の家」のリメイク。
お薦め。

 

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引き裂かれたカーテン

「引き裂かれたカーテン」1966年 アルフレッド・ヒッチコック監督、ポールニューマン、ジュリー・アンドリュース(サウンド・オブ・ミュージック主演)

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冷戦時代のドイツを舞台にした映画。ミサイル開発に必要な方程式を東側の科学者から盗み出すために、亡命を装って東に潜入するというもの。尾行してきた秘密警察を農家で殺害する迫力と残酷さ、教授から数式を聞きだす所の緊迫感、偽バスでベルリンで向かう所で本物の定期バスが追いついて来てはらするシーン、オペラ劇場で追い詰められた所でのまさかの脱出劇、船からの荷降ろしのシーン。どれも目が離せないスリルを味わえる。さすがヒッチコックといったところか。ポール・ニューマンがカッコいいのですがヒッチコック映画には似合わない??
お薦めかな。

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泥棒成金

「泥棒成金」1955年 米 アルフレッド・ヒッチコック監督 ケイリー・グラント、グレイス・ケリー

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引退した宝石泥棒が、自分の手口を真似て盗みを繰り返す真犯人を追い詰めていく話。なんといっても、グレイス・ケリーの容姿と役所に注目が集まる。他作品に比べ、スリル度は低いしチープな感じはする。仮面舞踏会から屋根の上で真犯人を捕まえるまでのシーンが楽しめる。

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「道」1954年 フェデリコ・フェリーニ監督

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旅芸人ザンパノは死んだ姉に代わり、ジェルソミーナを買い取る。とにかくジェルソミーナが難解。悲しんだ直後に喜ぶ表情を見せたり、頭が良いのか足りないのか理解しがたい言動や行動。でも素直なジェルソミーナがその表情や仕草でとても印象的。粗雑で野蛮なザンパノもかなり印象的。何だかんだで二人で力を合わせ旅芸人夫婦としてやって行ける予感を感じさせたのだが。ザンパノが綱渡り芸人を殺してしまうところで一転する。そこからジェルソミーナはおかしくなり、ザンパノは彼女を棄ててしまう。数年後、ザンパノは海辺の町で彼女が良く唄っていた歌を耳にする。彼女はすでに死んでしまった事を知り、ザンパノは深い後悔と悲しみにうたれる。

なんとも意味深い映画で、タイトルの「道」から監督は何を訴えたかったのだろうか?色々と考えさせられる映画です。

お薦め。

なおこの映画の曲は、フィギュアスケートの高橋大輔がオリンピックで使っています。

なおジェルソミーナ役のジュリエッタ・マシーナは後にフェリーニの妻となっています。

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鉄道員

「鉄道員」1956年 伊 ピエトル・ジェルミ監督・主演

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子供が主役。この子の演技と可愛らしさが見事な作品。歩き方に特徴あるのがまた面白い。鉄道員の父を尊敬し、家族の問題に苦しむ母を想い、姉や兄からも慕われと、かなり大人びた感覚の子供であるが、家族想い。歩き方が子供っぽくなくて面白い(笑)。厳格だが機関士の仕事に誇りを持つ父、仕事もせず道を踏み外しそうになる兄、結婚・流産の後、父との気持ちのすれ違いから家を飛び出す姉、そして影で家族を支える母。

幸せな家庭が戻り喜ぶ母の傍ら、ギターを弾く父の手が止まってしまうラストシーンは感動的。

ちなみに監督が主演もしているのです。
お薦め。

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海外特派員

「海外特派員」1940年 米 アルフレッド・ヒッチコック監督

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風車での息も詰まるシーン。教会の塔での突き落とそうとする男の鬼気迫る演技。水上飛行機が洋上で撃墜され、操縦席から海水が入り込んでくる迫力シーン(操縦席からの景色を映していた紙のスクリーンの向こうから水を流し込んだ)。色々な種明かしをしながら話が進んでいくので見ていて楽しい。

この映画、当時は戦時ということもあり、日本初公開は1976年のいわくつき。

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「鳥」1963年 アルフレッド・ヒッチコック監督

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身の回りに当たり前のようにいる鳥が、大群となった時の恐怖。最初は一羽が頭をつっつく程度。その後、集団となり人を襲いだす。攻撃は次第にエスカレートしていき、死者が出たシーンでは恐怖に。鳥につつかれ気絶してしまうシーンでは目を背けたくなるはず。見終わった後は、なんか外に出たくなくなります(笑)

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